キアゲハ観察日記(3)
一夜にして、幼虫からさなぎへと変貌を遂げたキアゲハは今、さなぎになり8日目を迎えます。
うーん、さなぎになってからは何も起きないし、さなぎの中がどんな状態かも全然分かりません、が!
ファーブル博士の気持ちになって、
『まずは観察!辛抱強く見てみよう!』
…
色が前と変わってきていることに気づいたコータ、確かに色が以前より黒くなったような…
そんな話をした2日後、
10日目の朝です。ついに‼️‼️
✨出たーーーーーーーーっ❗️
またしても一夜にして、さなぎからチョウになっていました❗️
でも、何か変です。
さなぎの中から液体のようなものと一緒に出たのでしょうか、さなぎの周りが濡れてました。
そう、羽が開いていません😥
別の容器に移して、割り箸の先にチョウをとまらせて様子を見ます。
体に巻きついた縮んだ羽を一生懸命、広げようとする蝶。
頑張れ❗️頑張れ‼️
コータと母で見守ります。
一生懸命、羽を開こうとしますが開きません。羽もまだ濡れたように見えます。
コータ母はくっついた羽をはがすようにして、開くのを手伝ったらしいです😳
(↑お母さん、やるね💧)
みんなで手を尽くしましたが、結局最後まで開かなかったキアゲハの羽。
「何でだろう??」
多分、おそらくですが、
さなぎになる時に、さなぎが自分の体を留めるために張った、足場の一本の糸。
(ちなみにこの糸、驚くほど頑丈!人間の手でピンとしたくらいじゃ切れません💦)
この足場になる糸が、割り箸ではなくエサとして入れておいたキャベツの方に巻かれていて、キャベツが腐れると同時にさなぎが容器の底に落ちてしまったようです。
落ちた場所で、さなぎから出て羽を開こうにも羽が底にあたり開けなかったのではないかと。
ですが、本当のところどうなのか?
やっぱり気になって調べました📗
ファーブル博士によれば、
チョウは羽化の際、枝などにぶら下がって羽を伸ばし、羽の先に体液を送るのに重力を利用するんだね。だから、きちんとぶらさがれないと羽はのびないよ。
羽がちゃんとのびると、乾いてしっかりするのを待って、とうとう空に飛び立つわけだ。
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「そういうことかぁ😳」
とみんなで納得。
残念ながら、今回はキアゲハを羽化させることができませんでしたが、幼虫→さなぎ→蝶への劇的すぎる変化は、コータにとっても
「昆虫ってやっぱスゴい❗️」
と改めて感じた、貴重な体験になったことは間違いありません💡
つづく。