コータのわくわく昆虫記。

目指せファーブル!日々のわくわく採集日記

虫捕りがなぜ脳育に良いとされるのか?を検証。

ある日、昆虫女子のお母さんが、

 

虫捕りする子は頭が良くなるらしいよ♬

 

と言ってある本を紹介してくれました。

 

聞くところによるとこの本、以前TVでも紹介され話題になったそうです。

 

虫捕る子だけが生き残る~「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか~ (小学館101新書)

養老 孟司,池田 清彦,奥本 大三郎 小学館 2008-12-01
  by ヨメレバ

にわかには信じ難いタイトルですね。

 

日々の昆虫採集のどこに、頭が良くなる要素があるのか?普段何も考えずに虫捕りに走っているので急にそんな風に言われても、「へーっ、そうなんだ!…で、なんで?」って思ってしまいます。

 

 

 

なので今日は…、

 

「検証!虫捕りで本当に頭が良くなるのか?」

 

をテーマに、なぜ虫捕りが脳育に良いと言われるのか?を真面目に考え、検証してみたいと思います。

 

 

 

 

もちろんここからの話は、あくまでも“可能性”の話で、「そうだったらいいな♬」という親の希望的観測と期待値が入ってますので、その点は予めご了承くださいませ(´∀`)

 

 

さて、頭の良さと聞いて思い浮かぶキーワードは…

 

好奇心、集中力、我慢強さ、考える力(思考力)、アイデア力、試す力、継続力、理解力、注意力、発想力、語彙力、失敗から得た教訓を活かす力、解決力、記憶力、想像力、先を読む力、段取り力…等など。

 

と、このくらいにしておきます。

 

 

 

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毎回、コータを虫捕りへと駆り立てる一つの原動力は、好奇心。今日はどんな虫との出会いがあるのか?のわくわく感。

 

行き先が決まれば、今度は想像力を働かせて「あそこに行ってもしバッタがいなかったら、今度はあー行って、こー行って!」と段取りを立てます。

 

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そして我慢強く草むらを歩き、バッタが飛ばないかジッと目を凝らし集中しています。

 

あんまり集中すると疲れるので今度は、大柄な私の後ろを歩き、草むらから飛び出したバッタを狙う、というイデアを思いつきました。

 

同じく、どうしたら「楽に昆虫を捕まえることができるか?」を考え発想したのが、虫捕り網をバッタに向かって投げて網をかぶせる!という技。

 

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とりあえずバッタに向かって試してみると、あとちょっとのところで逃げられ、失敗の連続。何で?どうしたら?と考える

 

すると、私に網を投げさせて、逃げる直前のバッタの様子を注意深く観察。そうだ!虫捕り網が飛んでくる時の「影」に気づいて逃げられるのかも!?とまた試す

 

網の投げ方、スピード、角度色々変えながら継続してチャレンジ!

 

そしてついに「草丈すれすれの低空で素早く投げる」ことで成功!解決失敗から得た教訓を活かしてます。

 

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そして、夏の終わり頃のセミ捕り。

 

まだ残暑の厳しい8月、セミの声が全く聞こえません。「もうセミいないのかな?」と聞くと「いるよ!メスだけだからでしょ」と即答。体のつくりが違い、鳴くのはオスだけという事を既に理解しており、まだ8月の暑い盛りにセミがいないはずがない→なぜセミの声が聞こえない?→メスばっかりだから!

 

という思考を頭の中で一瞬にして、組み立てています。

 

そして見つけたセミ、メスです。確かに鳴いていません。

 

セミを捕まえる時は、飛ぶ方向を先読みして、わざと幹から離して網をふり、飛び立つところを見事に捕まえました。

 

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そして、究極の虫捕りイデアを思いつきました。それは…

 

蜘蛛の巣ラケット!


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木と木の間や、草むらの中など、いたるところに、蜘蛛の巣を張ったクモがいて、バッタなどが引っかかってるのをよく見ます。

 

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最初は、「蜘蛛の巣処理隊」と称して先の分かれた棒きれに蜘蛛の巣を絡め取りながら歩くという遊びを思いつき、どんどんどんどん蜘蛛の巣を巻きつけるうちに、棒きれは徐々にラケット状態に。


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大阪なおみに見せたいね!錦織圭も喜ぶよ!」時折見せるコータの記憶力。人の名前や地名がポン!ポン!と出てきます。8才の脳の若さには敵いません(汗)


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蜘蛛の巣もこれだけ集まるとすごい弾力、まさにラケット!破れもしません!


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そして、このラケットで狙うはトノサマバッタコータの狙いはセミ捕りと同じで、これから飛ぼうという向きにラケットをセットして、後ろから追い立てて、蜘蛛の巣にかけるというもの。

 

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さて結果は…

追い立てるまでは良かったのですが、そのラケットの弾力にバッタがはじかれて、捕まえることはできず失敗に終わりました。

 

がしかしそれは、蜘蛛の巣が集まれば弾力のある「ラケット」ができるという新しい発見でもありました(笑)

 

 

 

 

 

検証はここまで。

半分無理矢理こじ付けたところもありますが、こうして虫捕りの場面ごとに切り出してみると、頭が良くなるような「脳にいいことしてる!」と思えるようなことが、確かに虫捕りには多い気もします。

 

頭が良くなるかどうかは、これからの成長に期待するとして、今は虫捕りを「楽しむ力」を存分に発揮してますので、それで十分だと思います(笑)

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございます!

 

今日ご紹介した本、良かったらぜひ読んでみて下さい。虫捕りがさらに楽しく、もっと面白いものになること請け合いです。

 

養老先生の本もおススメ、虫好きならずとも楽しめる本です。

 

 

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虫捕る子だけが生き残る~「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか~ (小学館101新書)

養老 孟司,池田 清彦,奥本 大三郎 小学館 2008-12-01
by ヨメレバ

 

私の脳はなぜ虫が好きか?

養老 孟司 日経BP出版センター 2005-06-30
by ヨメレバ

 

 

 

つづく。

 

 

 

 

 

 

 

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