昆虫たちのララバイ。
昨日脱皮したカマキリは、きれいに皮も脱げ、また更に大きく成長しました。羽化まであともう少しというところです。
このブログを始めて1ヶ月。昆虫採集スポットの情報を交えながら、身近な虫捕りの楽しさや日々の飼育観察を通して、昆虫の生態や本能といった昆虫の世界で起きるありのままの出来事を、コータ(8)の目線で綴ってきました。
しかし一方、「ありのまま」であるがゆえに、弱肉強食の自然界で生きる厳しさや、昆虫たちの、切ないくらいに精一杯生きようとする姿を目の当たりにすることもあります。
トノサマバッタの脱皮は、お腹から下が上手く抜けずに、残念ながら失敗です。
ショウリョウバッタは、体は上手く抜け出たものの、翅が開かず飛ぶことができません。
カマキリも、最後の羽化で翅が開ききらずに失敗、足も固まらず歩くこともままなりません。
キアゲハは、足場からサナギが落ち、地面で羽化したため、羽根を開くことができずに失敗してしまいました。
自然界での脱皮は、天敵に狙われる最も危険な瞬間。数回の脱皮を経て、無事成虫になれる確率は極めて低く、ほんの一握りということです。
↓これはショウリョウバッタが家の中で脱皮する瞬間を撮った貴重な映像です。
前足と中足の4本は上手く抜けたものの、後ろ足の2本と羽根は抜けきれず、キツそうです。
しかし、飼育ケースの“へり”に必死で捕まり、重力の力を利用して、何とか羽根を開こうとしています。
昆虫に備わった、生きるための「本能」には本当に驚かされます。
「昆活」を通して、採集の楽しみだけでなく、同時にこうした昆虫たちの本能がなす切なさを目にしたとき、どう感じ取るか。コータ自身の成長にも大きな、意味のある経験かなと真面目に考えたりしてみました。
しかし、ショウリョウバッタの生脱皮はすごかった!家族みんな目が釘付け😳わくわく感全員MAX!やっぱり…
「昆虫ってスゴい❗️」
つづく。